引退・襲名披露大相撲の詳細
- ふれ太鼓
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ふれ太鼓とは町を回って大相撲の開催を知らせる太鼓である。
- 相撲甚句
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相撲甚句とは、邦楽(甚句)の一種。大相撲の巡業などで披露される七五調の囃子歌である。
相撲甚句には大きく分けて「まくら唄」「本唄」「はやし」があり、まくら唄には「前唄」と「後唄」がある。
「ホイ」や「ドスコイ」という合いの手に合わせ、アカペラで、力士の特徴などを独特の調子で歌う。
- 初切
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初切とは相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物。相撲の取組の前に決まり手四十八手や禁じ手を紹介するために江戸時代から行われていたが、現在では大相撲の花相撲や巡業などで見ることができる。
- 髪結実演
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髪結には関取以上の大銀杏、幕下以下の力士や関取以上でも普段の生活時に行うちょん髷がある。
大銀杏は びん付け油、すき櫛、前掻け、揃い櫛、荒櫛、握りはさみ、髷棒、先縛り、束ねた髪を元の部分で結う細く丈夫な元結を使い力士の顔形に合わせ仕上げていく。
- 断髪式
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大相撲の引退した力士がそのシンボルともいえる大銀杏を切り落とす儀式のことを言う。
切り落とされた大銀杏は、一般にはガラスケースに入れて保存される。
相撲博物館で展示されることもある。
- 櫓太鼓打ち分け実演
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櫓太鼓とは、相撲の開催を知らせるために櫓の上で打つ太鼓であり、複数の種類が存在する。
早朝に打つ「寄せ太鼓」、取的が場所入りする頃に打つ「一番太鼓」、関取が場所入りをする頃に打つ「二番太鼓」、弓取式が終わり、その日の取り組みが全て終了したことを告げるために打つ「跳ね太鼓」など複数の種類がある。
- 横綱締め実演
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横綱締めとは材料は麻で3本の小縄を縒り合わせて両端を細く、中央部分を最も太くなるように作る。3本の小縄にはそれぞれ銅線が芯として入れられている。力士の横綱昇進時に新しく作り、以降は現在では東京場所毎に作り直す。
綱を作る作業は「綱打ち式」と呼ばれ、部屋の力士を総動員して行う。
- 十両取組 / 幕内取組
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取組は相撲の試合のことをいい、大相撲では割と言ったほうが通りがいい。
1950年代以降、関取は15日連続、取的は15日中原則7番の取組で固定されている。